テレビのバラエティ番組や賞レースの舞台を見渡すと、ひときわ強い存在感を放っているのが「黒縁メガネ」をかけたお笑い芸人たちです。宮川大輔さんやシソンヌのじろうさん、モグライダーの芝大輔さんなど、黒縁フレームをトレードマークにする芸人は枚挙にいとまがありません。彼らにとってメガネは、単なる視力矯正器具ではなく、芸風やキャラクターを決定づける重要な舞台装置として機能しています。
ネット上では「あの芸人がかけている極太セルのブランドはどこ?」「実はレンズが入っていない伊達メガネなのでは?」「コンビのどっちがメガネだったか思い出せない」といった疑問が絶えません。本稿では、第一線で活躍する芸人たちの愛用アイウェアブランドや型番、伊達メガネを選び取る舞台裏の理由、そして自分に似合う黒縁メガネの選び方まで、余すところなく解剖します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:宮川大輔のEFFECTORをはじめ、シソンヌじろうやモグライダー芝など、人気芸人は本格派のアイウェアブランドを愛用している。
- 要点2:芸人が伊達メガネやレンズ抜き黒縁を愛用する背景には、スタジオ照明の反射防止や表情伝達の最大化といった実用的な現場事情がある。
- 要点3:男性ブランコのようにコンビ揃ってメガネをかける新潮流や、メガネを外した際のギャップによる「イケメン化」現象が近年の大きなトレンド。
【黒縁メガネ芸人一覧】画面を彩るあの人の名前と愛用ブランド
太いセルフレームは、遠目からでも顔の輪郭を引き締め、強い印象を視聴者に残します。劇場やひな壇で一瞬にして個性を際立たせるため、多くの実力派芸人がこだわりの黒縁フレームを選び抜いてきました。
ここでは、代表的な黒縁メガネ芸人と、彼らが公の場やSNSで明かしている愛用ブランドの情報を整理して紹介します。
宮川大輔:極太セルの象徴「EFFECTOR」との蜜月
黒縁メガネ芸人の筆頭格といえば、宮川大輔さんです。顔の幅に負けない圧倒的なボリューム感を持つフレームは、日本のアイウェアブランド「EFFECTOR(エフェクター)」の代表モデル「dirt(ダート)」をはじめとする肉厚なコレクションです。8mm厚のアセテート生地を使用した無骨なロックテイストが特徴で、宮川さんのパワフルなリアクション芸と見事に調和しています。過去には自身のコラボレーションモデルを発表するなど、アイウェア界のファッショニスタとしても確固たる地位を築いています。
シソンヌじろう:哀愁と知性を醸し出す「BJ CLASSIC」
緻密な憑依型コントで演劇界からも高い評価を受けるシソンヌのじろうさん。彼が愛用しているのは、福井県鯖江市の職人技が光る「BJ CLASSIC COLLECTION(ビージェイクラシックコレクション)」のフレームです。特に「COM-510N NT」などのボストン型やクラシックなコンビネーションフレームを好んで着用しており、演じるキャラクターの哀愁や生活感をリアルに引き立てる小道具として機能しています。
モグライダー芝大輔:昭和の色気とシャープさを際立たせる逸品
リーゼントヘアにシャープな黒縁ウェリントンがトレードマークのモグライダー・芝大輔さん。舞台上では田舎の不良や昭和の伊達男を思わせる独特の佇まいを崩しません。彼が着用しているのは、「MOSCOT(モスコット)」のレムトッシュやヴィンテージライクな太セルフレームです。計算された無造作感とクラシックなフレームの組み合わせが、舞台上での鋭いツッコミをより引き立てています。
男性ブランコ:知性派コント師の「Wメガネ」という記号
「男性ブランコはどっちがメガネ?」という検索が後を絶ちませんが、正解は「二人ともメガネ」です。ボケの平井まさあきさんはやや丸みを帯びたクラシックなボストン・ウェリントン系、ツッコミの浦井のりひろさんは落ち着きのあるスクエア寄りのフレームを着用しています。二人揃って知的な黒縁ベースのメガネをかけることで、コンビ特有の文学的でシュールな世界観を視覚的に補強しています。
【データ比較】人気お笑い芸人の愛用メガネブランド・型番・価格帯
芸人たちが実際に着用しているモデルは、量販店の安価なフレームではなく、歴史あるアイウェアブランドや鯖江の職人が手がける本格派が主流です。舞台照明に耐えうる質感や耐久性を求めると、必然的にハイエンドなモデルに行き着きます。
| 芸人名(コンビ名) | 愛用ブランド・主な型番 | 一般的な相場(税込) | デザイン特徴・舞台上の視覚効果 |
|---|---|---|---|
| 宮川大輔 | EFFECTOR(dirt など) | 約39,600円〜44,000円 | 8mm厚の極太セル。強烈なインパクトとタフな存在感を与える。 |
| シソンヌ じろう | BJ CLASSIC(COM-510系) | 約35,200円〜41,800円 | クラシックな丸み。哀愁、知性、独特の狂気を自然に演出する。 |
| モグライダー 芝大輔 | MOSCOT(LEMTOSH など) | 約42,900円〜47,300円 | 伝統的なウェリントン。昭和のスター感とシャープな色気を両立。 |
| 男性ブランコ(平井・浦井) | 国産クラシック系ブランド | 約33,000円〜40,000円 | コンビ揃って着用。文学的で落ち着いたキャラクターの記号化。 |
| おいでやす小田 | Ray-Ban / オーバル・スクエア系 | 約22,000円〜28,000円 | 主張しすぎない黒縁。絶叫ツッコミ時の目元の表情を邪魔しない設計。 |
なぜ黒縁を選ぶのか?お笑い芸人が伊達メガネをかける3つの決定的な理由
視聴者の間でたびたび話題になるのが「あの芸人のメガネにはレンズが入っていないのではないか?」という疑問です。実際、多くの芸人が度なしの伊達メガネ、あるいは意図的にレンズを外したフレームを着用しています。そこには、バラエティ制作の現場ならではの実利的な理由が存在します。
第一の理由は、スタジオ照明の反射防止(白飛び対策)です。テレビの収録現場には何基もの強力な照明が設置されています。通常のガラスやプラスチックレンズが入っていると、光が反射して演者の瞳が隠れてしまい、表情が視聴者に伝わりません。反射防止コーティングを施した特注レンズを用いるか、いっそのことレンズを抜いてしまうのが、テレビ業界における長年の実践的ノウハウです。
第二の理由は、表情のメリハリとキャラクターの視覚的強調です。人間の顔は、黒いフレームで目元を囲むことで輪郭がはっきりし、眉や目の動きが強調されます。ボケたときの虚脱感やツッコミの際の鋭い眼光を、太い黒枠が額縁のようにクローズアップしてくれるため、リアクションの伝達スピードが劇的に上がります。
第三の理由は、「芸人スイッチ」を入れる心理的アンカー効果です。モグライダーの芝さんをはじめ、プライベートではメガネをかけない芸人も少なくありません。衣装を着て黒縁メガネをかけた瞬間に「舞台上の自分」へと切り替わるスイッチの役割を果たしています。
【実態検証】「外すとイケメン」現象とネット上の熱狂
黒縁メガネは顔のパーツを覆い隠す面積が大きいため、外した瞬間に素顔とのギャップが生まれやすくなります。このギャップが近年、SNSやメディアで度々大きなバズを生み出しています。
代表的な事例がモグライダーの芝大輔さんです。普段はリーゼントに黒縁メガネという記号性の強いスタイルですが、雑誌の企画やオフショットで前髪を下ろし、メガネを外した姿が公開されるたびに「国宝級の男前」「俳優にしか見えない」とネット上で騒然となります。視力が良いため普段は裸眼で過ごしているという事実も、ファンの好奇心を刺激する要因です。
また、男性ブランコの浦井のりひろさんやシソンヌのじろうさんも、メガネを外した際の上品な顔立ちが「実はイケメン」と評され、お笑いファンの間で定着しています。黒縁メガネという強固なフィルターがあるからこそ、それを外した素顔の破壊力が何倍にも跳ね上がるという構造です。
一般に知られていない盲点とネットの誤解|コンビのメガネ事情
ネットの検索窓を見ていると、「お笑いコンビでメガネをかけているのはどちらか」という混乱が頻繁に見受けられます。特に多いのが以下のケースです。
まず前述の男性ブランコですが、結成初期から現在に至るまで「二人ともメガネ」です。ツッコミとボケの両方がメガネをかけるコンビは、歴史を振り返ってもおぎやはぎ(小木博明さん・矢作兼さん)などごく一部に限られていました。コントの世界観に統一感を持たせるため、あえて両者がメガネをかけ続けるスタイルは、現代の知性派コント師における差別化戦略となっています。
一方、ピン芸人ではおいでやす小田さんが黒縁を着用していますが、大声で叫ぶ芸風でありながらメガネがズレないよう、テンプルのホールド力が高い実用的な調整が施されています。「叫んだ拍子にメガネが飛んでいく」ハプニングも笑いの一部ですが、基本的には激しい動きに耐えうるプロ仕様のフィッティングがなされています。
【プロの結論】黒縁メガネが似合う芸人の特徴と失敗しない選び方
芸人たちのスタイリングを分析すると、太セルや黒縁メガネを着こなすためにはいくつかの明確な身体的・視覚的条件があることが分かります。一般の人が真似をする際にも、以下の基準を知っておくことで「メガネに着られている」失敗を防ぐことができます。
黒縁メガネ(太セル)が似合う人の特徴
- 眉と目の距離が近い:フレームの上部が眉のラインに自然と重なり、顔全体のバランスが整いやすい。
- 鼻筋がしっかりと通っている:黒縁の重厚感を受け止めるだけの立体感が顔の中心にあると、フレームだけが浮いて見えない。
- 目元の印象がやや薄い(あっさり顔):フレームの強さが目元の薄さを補い、顔全体に引き締まった陰影を生み出す。
【適性診断】おすすめできる人・見送るべき人の境界線
おすすめできる人:自分の顔立ちにシャープさや知的なアクセントを加えたい人、シンプルな服装が多く顔まわりにアイキャッチを作りたい人です。薄顔タイプほど、太セルの恩恵を大きく受けることができます。
慎重になるべき人:もともと眉毛が非常に濃く、目力も強い濃密な顔立ちの人です。極太の黒縁をかけるとパーツ同士が喧嘩し、顔全体が重苦しい印象になりがちです。その場合は、フレームの太さを抑えたモデル(4mm厚程度)や、ボストン型の柔らかいラインを選ぶのが賢明です。
【お笑い 黒縁メガネ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:宮川大輔さんが愛用している黒縁メガネのブランドとモデルは?
A1:日本のアイウェアブランド「EFFECTOR(エフェクター)」のモデルを長年愛用しています。代表的なのは肉厚な「dirt」や「fuzz」で、ロックで骨太なデザインが特徴です。過去には宮川大輔モデルのコラボフレームも発売されました。
Q2:モグライダー芝さんがメガネをかけているのは伊達ですか?
A2:伊達メガネです。芝さんは視力が非常に良く、舞台やテレビ出演時のキャラクター付けのためにレンズを抜いたフレーム、または度なしレンズのメガネ(主にMOSCOTなど)を着用しています。
Q3:お笑い芸人がメガネのレンズを抜いているのはなぜですか?
A3:最大の理由は「テレビスタジオの強烈な照明によるレンズの反射(白飛び)を防ぐため」です。レンズが反射して演者の瞳が見えなくなるとリアクションや表情が伝わらなくなるため、あらかじめレンズを外して出演するケースが定着しています。
Q4:シソンヌじろうさんが愛用しているメガネの型番は特定されていますか?
A4:鯖江の職人ブランド「BJ CLASSIC COLLECTION」のクラシックフレームを愛用しており、代表的なモデルとして「COM-510N NT」などが知られています。クラシックなボストン型が、哀愁あるコントのキャラクター作りを支えています。
Q5:男性ブランコは二人ともメガネをかけているのですか?
A5:はい、二人ともメガネをかけています。平井まさあきさんは丸みのあるクラシックフレーム、浦井のりひろさんはやや落ち着きのあるウェリントン・スクエア系のフレームを着用し、コンビの知的な世界観を構築しています。
まとめ:黒縁メガネが芸人の武器になる時代と今後のトレンド
お笑い芸人における黒縁メガネは、単なる視力補正の道具を超え、「顔の額縁」「感情の増幅装置」「キャラクターのスイッチ」という極めて合理的な役割を果たしています。
宮川大輔さんのような圧倒的パワーを表現する太セルから、シソンヌじろうさんや男性ブランコのような繊細なニュアンスを醸し出すクラシックフレームまで、その選び方は芸風と不可分に結びついています。バラエティ番組やコントを見る際は、彼らの巧みな話術だけでなく、目元を彩るアイウェアのこだわりにも注目してみてください。 (出典: お笑い 黒縁メガネ(Yahoo!ニュース))